カミノモノツクリ。様々な素材と対峙してきて、自分に合った素は何だろうと考えた。今のところ、紙となら仲良くなれそうな気がしている。また、紙となら対等に向き合う事もできそうだ。切ったり、貼ったり重ねたり。3次元的に立ち上げる事だって可能だからおもしろい。今回は「切る」で、招福を生業とするまねき猫の側に立って、猫さんを作ってみました。

1965年　滋賀県生まれ
1990年　デザイン会社勤務を経て独立。フリーランス、KID STUDIOとしてデザインとイラスト制作に携わる
1992年　イラスト、切り絵作家として、工芸村「ことうヘムスロイド村」に参加
1995年　招き猫をモチーフに切り絵、石粉人形の制作を開始
1998年　自宅隣にアトリエを開設。以後、紙に関わった作品を作り続け、現在に至る。個展、グループ展多数
1999年9月　近江八幡（滋賀）にて、個展 IWハーパーデザイン展銅賞、千修イラストコンペ入賞など
意思を持った、招猫たちを、これからも表現してゆきたいと思っています。