風の作陶人
中村まみい
ジャンル：磁器、墨絵
猫に関しては、どんな猫に対しても「文句なしに猫！」と言う超猫至上主義者。
毎晩、横でねる猫に「ありがとう！」と言ってから眠る。猫をみれば、男にも見せたことのないような、とにかくうれしい、幸せな、くずれた顔になってニッと笑ってしまう。
人間の「見る」というのは、観察するとか、批判的にみるとか、必ずそこに何か入り込んで「ただ単に見る」ということは出来ないという人がいたが、猫に関してはあてはまらない。猫は、観察できない。観察する時間が惜しい。ともかくただただみているだけで、ホッカホッカと幸せになってくるのであるから―。
私のつくる猫達も、目が合った人がニッと笑って、一瞬でも幸せになってくれればうれしい。そんな思いでつくらせて頂いております。どうも有難う！
金沢美大（I.D専攻）卒。
陶芸は、高陶岳氏に師事。昭和59年 独立
染付磁器の作品を、器から装飾品まで幅広く制作
他に猫の墨絵作品も手がける
何事にもとらわれない自由な生き方、作風のために、個展を中心に活動
主な個展活動
・松屋銀座は、昭和61年より毎年開催、平成11年の14回目は6月
・京都大丸、須磨大丸、梅田阪急、玉川高島屋、千葉三越他
・池袋西武百貨店、スタジオ5にて平成6年「猫のいる空間」のテーマで、25坪のスペースにて個展。これ以降、猫の作品を多く手がけることとなる。
|
