ギャラリー

作品No.063 バロック まねきねこ

きめのこまかい半磁器の土で中を空洞にした大きなまねきねこをつくろうとしたらぐんにゃりと形がくずれ、かわくにつれてヒビがはいった。かろうじて形をとどめながらも手を挙げて福を招くねこ。世紀末。バロック(ゆがんだ真珠)ということばがうかんだ。
・高さ/25cm
・素材 /陶器

造形作家
服部京子
ジャンル:陶芸、その他

生き物という生き物はほとんどどんなものでも好き。
その中でも猫は特別好きだなあ。
そばにいるだけで何ともしあわせになれる。
どんな格好をしていても絵になる。
そんな猫にひかれ、招き猫に縁あって招かれ・・・
私が招き猫をつくりはじめると、うちの猫はそばに来て安心したように眠ります。
そんな時がとてもしあわせ。
そんな”ねこのしあわせ”を感じてもらえるような招き猫をつくっていきたいです。すこしずつ大きなものにもとりくんでいるところで、ますますつくることが面白いこの頃です。

1956年 東京生まれ
跡見学園女子大学美学美術史学科卒。埼玉県草加市にて小学校図工専科と中学美術の教師を10年勤める
1988年四日市へ来る 高校教師のかたわら自宅で造形教室アトリエみのむしをひらく。
1996年頃から陶芸でまねきねこをつくり始める。