ギャラリー

作品No.088 名所江戸百景シリーズ

 例えば本画取りで広重と北斎となればやはり広重で、北斎はその画面の張りの強さから余白が見え辛い。
と、まあそんなことを実感しながら、また「情景とは何ぞや」と考えながら、広重名所江戸百景のなかへ猫をチョコンと入れてみる。
・高さ/30cm
・素材 /絵3点

画家
美濃瓢吾
ジャンル:絵画
1953年大分県に生まれる。
立教大学経営学科卒業。画家。出版社退社後、画家平賀敬に師事。
30代を浅草木馬館で過ごし、ピーナッツや丸煎餅を売るかたわら、福助、招き猫、大入看板画、いわゆる「祝額」を描く。
最近では「浅草人間絶景論」へと筆を進め、その集大成ともいえる個展が2001年春に名古屋で開かれる。
著書に「浅草木馬館日記」(筑摩書房刊)。
現在、静岡市在住。