作品No.076 まいけるからわた作 「安善興福猫(あんぜんこうふくねこ)」 |
第10回「日本招き猫大賞」は、2009年9月に開催した第11回平成の招き猫100人展に出品された作品の中から、来場者、インターネットでの投票と審査委員の選考の結果、まいけるからわた作「安善興福猫(あんぜんこうふくねこ)」に決定しました。 |
●作者紹介● まいけるからわた氏 [マンガ家/イラストレーター] 怪獣から神さままで、他人から見るとストライクゾーンの幅が広すぎてとりとめがないようです。しかしそれらをつなげるのが自分というキャラクター。いずれ、怪しきも神々しきも1つになった作品を目指しています 。 |
●作品説明● 「心安らかに善き事をすればおのずと福が自分の中から湧き興る。 琵琶をひく猫の中からは自分の内側からさらなる福を呼びこむ よび水のような福があふれ、そんな猫がこしかけ、おしつぶす のは病や厄をあらわす赤どくろ。 安らかでよい事をしていれば何があっても問題ナシ! 心のプラシーボ効果とでもいうべき福猫です。」 幅20×奥行20×高さ35cm 素材:石粉粘土 |
●受賞理由● 口から小さな招き猫を吹き出すというインパクトの強さが印象的。空也上人などの仏像を彷彿とさせる造形、頭巾、琵琶、鈴、腕輪などひとつひとつに意味を込めたアイテム、抑えた色合いの美しさ、立体作品としてまとめる技術の高さが評価された。まいける作品には、アニメ、フィギュアといった日本の誇るサブカルチャーと、伝統的な仏像美術の融合ともいうべき独自の世界が感じられる。 |
大賞作家・まいけるからわたさんの個展は「第15回 来る福招き猫まつりin瀬戸」期間中の2010年9月25日〜27日、愛知県瀬戸市の新世紀工芸館の展示棟2階で開催。 |