No.039 黒須和清 of 第13回 平成の招き猫100人展


2011年 第13回 平成の招き猫100人展 全ての出品作品をご覧いただけます

作品No.039 救世八面招き猫観音

幅50×奥行30×高さ80cm 素材:紙

039黒須-2.jpg

紙を切り起こし、切り離さず付け加えず組み合わせて
その紙の上でオブジェを作る[切り起こし技法」
これは一枚の紙から彫り起こした招き猫観音像です。
紙の平面世界(2次元)から立体(3次元)の世界へ
抜け出る途中(2.5次元)に存在するこの招き猫救世観音は
8つの顔と6本の腕で人々の救済や招福に
まさに「八面六臂」(はちめんろっぴ)の活躍をいたします。

黒須和清 / Kazukiyo Kurosu

2.5次元作家

一枚の紙をカッターで切り起こし、切り離さず、付け加えずそこに何かを組み立てる、平らな紙から立ちあがったオブジェはそこに存在するように見えて実は無い、どんなに複雑なお城も楽器も一枚の紙・・
そんなまぼろしのような魅力にひかれてもう10数年平面(2次元)から立体(3次元)に抜け出す途中にあるオブジェだから2.5次元と呼んでいます。オブジェのうしろにできた不思議な形はパーツのぬけあと、つまりオブジェの展開図です。偶然何かの形に見えることもあり、そのマッチ、ミスマッチ感も含めて作品にしています。

1955年〜
1955生まれ
東京教育大学教育学部芸術学科構成専攻卒
卒業後フリーのクラフターとして工作教室などをしながら作品制作
1985年
「アトリエヌーボーコンペ」に入選、初個展
1993年
第3回「紙わざ大賞」大賞受賞
2002年
「TVチャンピオン」新ペーパークラフト王戦、準優勝
2004年
アメリカワシントンD.Cのナショナルビルディングミュージアム「折り紙建築まつり」にてペーパークラフトパフォーマンス
現在、埼玉県所沢市在住。フリーのクラフト作家として手作りおもちゃや人形ショーを作り、公演や講習会をするかたわら作品製作に励み個展、教室、パフォーマンスなどを各地でおこなっています。


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