作品No.086 ネコジャラ人奇譚 ~マネキネコはっしーん!~
幅45×奥行40×高さ40cm 素材:石塑粘土、樹脂粘土、発泡スチロール、木材
ネコジャラ人の発明家・ホクロは変わり者で、
いつも変な物ばかり作っては仲間たちに呆れられています。
ホクロ曰く、古代人は「マネキネコ」という像を用いた
呪術によって世界経済を支えていたとか。
古文書を間違えて解釈した彼は、これを真似て巨大な招き猫を造り、
友人たちとともに世界を豊かにするために研究所の壁を突き破り出動します。
この作品を観た一人でも多くの人が楽しく元気になるように願いをこめて作りました。
ミズノ峻 / Takashi Mizuno
彫刻家
大学では一貫して、オーソドックスな裸婦の人体彫刻に打ち込みました。
最近では自主制作として、かねてより興味のあったフィギア的表現の研究のため作品を作っています。 九〇年代の「ガレージキット」ブーム、二〇〇〇年代はじめの「食玩フィギア」ブーム以来の現代日本で具象彫刻をやる上でフィギアというジャンルの存在を意識しないでいるのは難しいことではないでしょうか。
フィギアが今日の市場を形成するまでになった理由とこれからの有様に強い関心を持つとともに、人体彫刻で培ったものを活かし、これからも作り続けたいと思っています。
- 2007年
- 東邦高校美術科 彫刻専攻 卒業
- 2008年
- 名古屋芸術大学美術学部美術学科 彫刻領域 入学
- 2010年
- 8月グループ展「彩虹展」をギャラリーシラカワにて開催
- 現 在
- 名古屋芸術大学美術学部美術学科 彫塑コース在籍