作品No.069  はら・かおり作 
「家族万歳!!」

第11回「日本招き猫大賞」は、2010年9月に開催した第12回平成の招き猫100人展に出品された作品の中から、来場者、インターネットでの投票と審査委員の選考の結果、はら・かおり作「家族万歳!!」に決定しました。

●作者紹介●
はら・かおり Kaori Hara 陶作家
1959年:東京生まれ
1980年:大学在学中より陶芸に親しむ 吉祥寺「アトリエ飛行船」に通う
1982年:東京理科大学 数学科卒業
1991年〜1993年:ロフトにて猫の作品を販売
1993年9月〜1995年3月:イタリアに遊学 フィレンツェにてテラコッタと絵付けを学ぶ
1999年 岐阜県土岐市主催「ユーモア陶彫展」に入選
2001年  所沢に「Atelierうふ」を開設
2008年 静岡県河津町に「宇普庵」を開設
1988年〜現在 個展、グループ展、企画展を中心に活動
「これからも自由な発想で、いろいろなものを楽しく作っていきたいです。」

●作品説明●
「ここは、「招き猫」の町。 笑福大招き猫像の前で、家族が集合して記念写真を撮ろうとしている。 おじいちゃん、おばあちゃんから、息子夫婦、そして孫娘夫婦にその赤ちゃん。さら に一緒に暮らしている猫達。
「老若男女+動物」が招き猫の町で健康で楽しく暮らせるよう大招き猫に願いをこめる。」
幅35×奥行45×高さ50cm 
素材:陶土、木(椅子部分)

●受賞理由●
 大きくゆったりとした招き猫を背景に、記念撮影をする大家族。表情豊かな人形たちにふわっとしたほのぼの感が漂う。「無縁社会」と言われる現代において、世代を超えて「つながる」ことの大切さ、温かさを訴えかけて来る。
 一見、脇役とも見える招き猫だが、大きな安心安全の後ろ盾になっていること、家族の絆の象徴であることが見て取れる。

● 大賞作家受賞記念作品展●
2010年度大賞受賞作家 はら・かおり個展「招き猫の町」
日時: 2011年9月24日(土)〜10月10日(月・祝)*9/27、10/4休館
時間:10時〜18時
会場:瀬戸市新世紀工芸館 展示棟2階 ギャラリー
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