作品No.033
招き猫花屏風(まねきねこはなびょうぶ)
幅80×奥行30×高さ70cm 素材:紙・木
金の屏風からぬけだすかわいい招き猫たち!
ぬけあとに花が開いて百花繚乱!
にぎやかな花屏風で招運招福!
一枚の紙を切り起こし、切りとらず
つけ足さずオブジェを作る「ほりおこし」技法の作品です。
黒須和清 / Kazukiyo Kurosu
ペーパークラフター
一枚の紙をカッターで切り起こし、切り離さず、付け加えずそこに何かを組み立てる、
平らな紙から立ちあがったオブジェはそこに存在するように見えて実は無い、どんなに複雑なお城も楽器も一枚の紙・・
そんなまぼろしのような魅力にひかれてもう30数年平面(2次元)から立体(3次元)に抜け出す途中にあるオブジェだから2.5次元と呼んでいます。
オブジェのうしろにできた不思議な形はパーツのぬけあと、つまりオブジェの展開図です。
偶然何かの形に見えることもあり、そのマッチ、ミスマッチ感も含めて作品にしています。
- 1955年
- 生まれ。
- 東京教育大学教育学部芸術学科構成専攻卒
- 卒業後フリーのクラフターとして工作教室などをしながら作品制作
- 1985年
- 「アトリエヌーボーコンペ」に入選、初個展
- 1993年
- 第3回「紙わざ大賞」大賞受賞
- 2002年
- 「TVチャンピオン」新ペーパークラフト王戦、準優勝
- 2004年
- アメリカワシントンD.Cのナショナルビルディングミュージアム
- 「折り紙建築まつり」にてペーパークラフトパフォーマンス
現在、神奈川県横浜市在住。フリーのクラフト作家として手作りおもちゃや人形ショーを作り、
公演や講習会をするかたわら作品製作に励み個展、教室、パフォーマンスなどを各地でおこなっています。
洗足こども短期大学専任教授