「平成の招き猫100人展」ギャラリー
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作品No.021 お目出鯛、お供え招き猫
(手捻り)

心と心を結ぶ、手捻りのお供えでございます。        
十年近くに及ぶ介護、100 才で他界した亡き母への感謝の想いをこめて童心に帰り捻り出しました。             
生猫のモデルと一緒に、はじめて手がけた招き猫でございます。
幅/10cm 奥行/10cm 高さ/10cm
素材/陶磁器
陶芸家
海野須壽江
 Suzue Unno


1955年 青山学院大学大学院英米文学科卒
1958年 米国インディアナ州立大学大学院美術科卒
1960年 愛知県立窯業職業訓練所修了
1962年 国立名古屋工業技術試験所研修課程修了
以後瀬戸地方を中心に常滑、万古にて修業
1966年 静岡市に築窯、教師をするかたわら作陶にはげむ
1995年 日本橋三越本店にて作陶展開催

手捻りに興味を寄せはじめてから相当の歳月が経ちました。
いつまでたっても難しい分野です。文字通り一握りの陶土と素手との一期一会に育まれた捻り出しの急須、茶器、花入れ等、身近な器を手がけて参りました。昨年、母との死別後、今度はじめて土にふれました。今後も実用品を中心として、その中に招き猫を捻りこんで行けたら、などと思って居ります。