「平成の招き猫100人展」ギャラリー
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作品No.053 野良仕事

野良仕事に出た猫の夫婦が
招いたり踊ったりしています。
幅/60cm 奥行/40cm 高さ/80cm
素材/桐塑、桐芯、胡粉、布
郷土玩具制作者
戸村裕
 Yutaka Tomura


1952年 東京生まれ
1975年 中央大学文学部卒
1992年 栃木県那須地方に移り住む。
郷土玩具の試作研究ののち、96年那須串人形を発表。
以来、那須高原各地で個展・実演販売を展開中。
第40回「日本民芸公募展」にてNHK会長賞を受賞。
第41回同展にて優秀賞を受賞。
妻京子と共に「民芸工房猫ぢゃらし」を主宰。
那須町黒田原に、妻、義母、ネコの「のこさん」と共に在住。


那須串人形
那須串人形は、伝統的日本人形と同じ桐塑(とうそ)で作られています。桐塑とは、桐の木を粉末にした桐粉(きりこ)を糊で練って固めたものです。この上に、貝殻の粉である胡粉(ごふん=日本絵の具としても使います)を重ね塗りして白い下地を作り、最後に絵付けをして仕上げます。一個一個全て手作り手仕事です。平成11年4月1日に栃木県優良県産品に推奨されました。

串人形の歴史
串人形(首人形ともいう)は、江戸時代に広まった人形玩具の一種で、人形浄瑠璃(文楽)の首(かしら)を玩具化したのが始まりとされています。西鶴の『好色一代女』に、「衣類とは格別に違い、合点頭のごとし」とありますが、この合点頭(がてんがしら)というのが首人形の祖型のひとつといわれて
います。戦前までは各地に特色のある串人形が見られましたが、現在ではほとんどが廃絶になっており、関東の作り手は数人しかおりません。「民芸工房猫ぢゃらし」では、この串人形に息吹を与えたいと思い、伝承の意匠とともに、新たな創作物を加え制作しています。

紹介誌一覧
那須串人形は、過去に以下の書誌に紹介されました。

OZmagazine(オズマガジン)/スターツ出版
2000/9/26〜10/9号 No247
特集「隠れ家気分のクチコミ温泉宿/那須エリア」
31頁左下「地元クチコミおみやげ」
下野新聞日曜版おーぽっく/下野しもつけ新聞社
2000/03/05 第118号 1面
「縁日のなつかしさ、にぎやかさ〜戸村さんが作る那須串人形」
宝くじドンピシャNO19/レッスン社
2000/06月号 NO19 
「特集 勝運を上げる!金太郎VS桃太郎」P15プレゼントコーナー
開運大吉NO4/レッスン社
1999/12月号 表紙 
招き猫・鯛ネコさんなど。
読売新聞(栃木版)/読売新聞栃木支局
1998/12/22 24面地域ニュース
「那須串人形に特別賞〜戸村さん5年前から創作」
下野新聞/下野新聞社  1998/11/23 5面地域
「那須戸村さんの串人形〜全国の民芸展で特別賞〜色彩と表情の豊かさ評価」
宝くじドンピシャNO11/レッスン社  1998/10号 
巻頭カラーグラビア 特集那須高原
ヤングマガジン/小学館
1996/10/21号 NO44号 表紙、巻頭グラビア
表紙とグラビアで、タレント山口沙弥加さんが串人形をもって微笑んでいます。那須でのロケ。
下野新聞/下野新聞社  1995/11/04 各地総合版
「郷土がん具担い手目指す〜那須の戸村さん趣味高じて?天職?に」