作品No.050
「波羅密多」
幅40×奥行30×高さ15cm 素材:土
お盆になると彼岸からなつかしいものたちが帰ってきます。
猫もひともいっしょになり、お面をかぶってねり歩きます。
誰が猫で誰がひとなのか。
誰が生者で誰が死者なのか。
はっきりしません。
はっきりしないのがお祭りです。
死んだものたちはいなくなったわけではなくて、
わたしたちの中に生きています。
そういうことをときどき思い出すのも、
なかなか素敵ではないでしょうか。
でこすけ
Dekosuke

土人形作家

1965年 博多出身

幼少の頃より郷土玩具などに親しみ、人形を作り始めました。
豆工房「でこすけ」という屋号の通り、小さな工房で小さ
な猫や動物をコツコツと作っています。
どこか懐かしい和みある作品制作を心がけています。