作品No.023 KINAKO
幅20×奥行15×高さ75cm
素材:ちりめん(布)
20年前、ドアを開けたら「ニャアー」とキナコが居た。
たくさんの幸せを運んでくれた「訪ね猫・キナコ」。
道で出会う猫たちが、幸せを鞄につめて、今日もドアの向こうで「ニャアー」と訪ね歩いているような気がする。
黍ねの
Neno KIbi

造形作家

猫は時折、本当の姿を私達に見せてくれます。
お化粧をして着飾ってパーティの時間を待つ小猫たち。
バッグを片手に日なた道を散歩に出かける老猫たち。
すり切れた冬のコートを体にまきつけて、北風に飛ばされそうな帽子を押さえているノラ猫たち。
そんな、心で感じたままの猫たちの姿を形にしたくて人形を創っています。
また、そんな人形たちの一瞬の表情に、 猫たちの生きてきた道のりを思い浮かべながら見ていただければ幸せです。
1951年 福岡県生まれ。
1980年 頃から布による人形制作をはじめ、創作人形の作品展やグループ展で作品の発表を続ける。
1995年 猫をモチーフに創作活動を続ける仲間と共に『Studio 寝猫夢』発足。
2001年 栃木県那須に移り住んだのをきっかけに、人形作品を自然の風景とともに撮影した、人形フォトアートの制作も始め那須で写真展を行う。
2002年 寝猫夢のメンバーとともに那須のギャラリー各所で『寝猫夢展』を始める。
2003年 12月19日〜2004年1月19日 ニューヨーク ロックフェラーセンタープラザビル1F“Sushiden Gallery”で寝猫夢個展を開催。ニューヨーク Michi Gallely(アッパーイースト)でも同日程で開催。
2004年 6月25日〜7月8日 ニューヨーク ブロードウェイ Gallery Flussoで、寝猫夢展を開催。
2005年 自宅にミニギャラリースペース『アトリエギャラリーNENEMU』開設。
現在  栃木県那須をベースに活動中。