作品No.036 まねきかんのんこう
招観音講
幅70×高さ30cm 額
尾張猫護屋(おわりにゃごや)にある鉤爪大福寺(かぎつめだいふくじ)では、22年に一度の 来る福の日に、秘仏招猫観世音菩薩の御開帳が行われます。
招き観音をひと目見ようと、全国から講を作ってやって来る 猫たちで鉤爪大福寺は大にぎわいです。
松風直美
Naomi Syoufu

カミノモノツクリ

紙のモノツクリ。
主に切り絵の画法で猫というモノを描く。紙を切るというシンプルな技法で、どこまで猫のしなやかさ・美しさが表現できるか、試行錯誤の日々だけれどそれが楽しみでもあるのです。そして時折、紙に「ことば」も刻みます。日本の文字は美しい絵であり、大事に残してゆきたいモノです。生きている猫と文字を、意思を持った猫を、物語のある猫たちを、作ってゆきたいと思います。



1990   デザイン会社勤務を経て独立。以後フリーランス。
1992   工芸村「ことうヘムスロイド村」に参加。
1992   ギャラリーCASA個展(京都)
1995   猫をモチーフに切り絵を作りはじめる
1998   自宅隣にアトリエを開設
1999~03 近江文化財研究所 個展(近江八幡市)
2000~04 いい福まつり 個展(彦根市)
2001   ホームページ「ねこてもり」開設
2002   アトリエ隣にギャラリー松庵オープン
2002   ニューヨークの招き猫展参加
2003   来る福招き猫まつりin瀬戸にて個展
2004   「招き猫の宮」(菊地真・荒川千尋著)挿絵
2005  高島屋ミニ個展(岐阜)
2005  フランス(リモージュ)・イタリア(ルッカ)の招き猫展参加
2001~06 ギャラリー猫町 個展(東京)
2004~06 「猫の集会」(ヘムスロイド村)主催
2005~06 陶と紙展 酒遊館(近江八幡市)
2003~06 美食と猫のイベント「猫の宴」開催
招き猫まつり、イベント、グループ展多数参加
以後、紙に関わった作品を作り続け、現在に至る。
著書「うそうそ時にその猫はやってくる」戎光祥出版より2004年刊行
2006秋「京ことば猫トランプ」刊行
ホームページ「ねこてもり」
http://www6.ocn.ne.jp/~nekote/