作品No.039 宙 ーSORAー
幅80×奥行30×高さ54cm 素材:紙
29匹の猫天と釈迦猫如来(しゃかにゃらい)からなる「二十九猫天胎蔵曼陀羅」(ふくねこてんたいぞうまんだら)を、ビックバン以来広がり続ける宇宙に例え、その世界を護る脇侍として「普賢猫菩薩」(ふげんにゃさつ)「文殊猫菩薩」(もんじゅにゃさつ)を配しています。
日々小さな世界で暮らしていますが、実はとても大きなものに護られているんだよという事を表現したいと思い、こういう形の作品を作りました。
松風直美 / Naomi Shoufu
カミノモノツクリ
紙のモノツクリ。
主に切り絵の画法で猫というモノを描く。紙を切るというシンプルな技法で、どこまで猫のしなやかさ・美しさが表現できるか、試行錯誤の日々だけれどそれが楽しみでもあるのです。そして時折、紙に「ことば」も刻みます。日本の文字は美しい絵であり、大事に残してゆきたいモノです。生きている猫と文字を、意思を持った猫を、物語のある猫たちを、作ってゆきたいと思います。
- 1990
- デザイン会社勤務を経て独立。以後フリーランス。
- 1992
- 工芸村「ことうヘムスロイド村」に参加。
- 1992
- ギャラリーCASA個展(京都)
- 1995
- 猫をモチーフに切り絵を作りはじめる
- 1999〜03
- 近江文化財研究所 個展(近江八幡市)
- 2000〜04
- いい福まつり 個展(彦根市)
- 2001
- ホームページ「ねこてもり」開設
- 2002
- アトリエ隣にギャラリー松庵オープン
- 2002
- ニューヨークの招き猫展参加
- 2003
- 来る福招き猫まつりin瀬戸にて個展
- 2004
- 「招き猫の宮」(菊地真・荒川千尋著)挿絵
- 2005
- 高島屋ミニ個展(岐阜)
- 2005
- フランス(リモージュ)・イタリア(ルッカ)の招き猫展参加
- 2001〜12
- ギャラリー猫町 個展(東京)
- 2004〜09
- 「猫の集会」(ヘムスロイド村)主催
- 2005〜11
- 陶と紙展 酒遊館(近江八幡市)
- 2003〜11
- 町屋と猫のイベント「猫の宴」開催
- 2012
- パリ猫展(フランス)
招き猫まつり、イベント、グループ展多数参加
以後、紙に関わった作品を作り続け、現在に至る。
著書「うそうそ時にその猫はやってくる」戎光祥出版より2004年刊行
「京ことば猫トランプ」2006年刊行