もりわじん絵日記 2002. 3
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3月31日 (日)  [172] 雷

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3月31日晴れのち‥
今朝は昨日の絵日記のとおり。
もうお腹がからっぽになるまで何回もトイレ入り、大変。
日本人は暗くて自分を表現しない国民と思っていたが、花見の賑やかさを見て明るくもなるんですね‥インタビューされたギャア国人。
なんての聞いたことあるが、ただうるさいだけの宴会芸を、自分らが騒ぐもんだから、他人の静かさを暗いといい、たまたま騒いでンの見て、何、日本人も自分らと同じでマトモじゃない、と言ってるよう。
わしゃ、酔い心地は好きだけど、飲んべえはダサイっす、あっちいけ!だね。
酒飲んで普段のうっぷんをさらしはらすことを自由で楽しいことだと勘違いしてる人多いよね。
単に酒に溺れてるだけじゃん。
川でバタバタ暴れたら、魚が吃驚して逃げちゃうでしょ。
ひとりで泳げないなら酒の川に入らないで。
わらでも投げつけてやれ!ふん
ガブガブ飲まんでガツガツ食わんで‥
ほら桜がきれいです。
とっても泳ぎの上手な美しい魚が桜の花びら浮かぶ川で優雅に泳いでいます‥
窯を開けた。
新しい時間設定はうまくいったみたい。
新作皿もなかなかよくでき、実験はまずまず成功。
夕方から空がものすごい変な色になってきた。
とたんに雨?かと思いきや、ヒョウ。
ぱらぱらとヒョウ降る道を猫が走る。
そのあと大雨、雷、ピカッバリバリ。
昔飼ってた犬が雷なると縁の下に隠れていたから、縁の下っていいのかな?
ピカッゴロゴロバリバリビビり美美なので、風呂の電気消してロウソクつけて湯につかる。
すごい!水滴だらけのガラス窓全面が見事にパッと光る。
子供の頃からの癖でピカッときたらゴロがなるまで1・2・3・・と数えてしまう。
ピカッ・バリバリ、げッ、近い、はよ上がろうっと。


3月30日 (土)  [171] のんべえ

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3月30日はれ~
いい天気だ~
桜の花もモモの花も満開だし、いろんな芽が土から出てきて緑緑してるし、あ~~と粘土いじりしてたら、昼過ぎ、遠くからの友が二人も来たもんで、へいづくりのワカチャンも含めて、まあ、今日は花見としまひょ。
外にテーブル出して騒いでしまいました。
最近早寝なのと飲み過ぎかな?で早く寝たが、腹ぐるぐるして朝5時ぐらいに目が覚めちゃって、それからは眠れず10っ回もトイレに駆け込んだ。
あ~気持ちわりい、吐きそうっす、目が回る~頭が回る~
こんな状態でこの絵日記書いているんで、何書いているのか頭が回っているのに回らん。
だいたい飲み過ぎなんだよ。
飲み過ぎた時いつも飲み過ぎは止めようと心に固く決めながら、飲んでいる時はすっかり跡形もなく、それを忘れている。
なんで飲んでいる時それに気がつかないのだろう?
別にいっぱい飲んだから気持ちいいわけないのに、ワシの場合。
やっぱ、白痴だね。


3月29日 (金)  [170] 白痴

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3月29日大雨
早起きする。
窯、順調のようだが、新しい時間の設定で火を入れたのでちょいと心配。
明後日、開けてみないとわからない。
今日は雨降りなので新作粘土いじりを時間をかけてやった。
けっこう面白い不思議なムードをかもし出す作品ができた。
これがきっかけで、その後は調子よし。
スケッタも早起きし、仕事順調。
夜、スケッタ帰るかと思いきや眠い顔して、大雨だから帰ってくるなと親から謂れ、また泊まり。
この高校生とやらの頭の構造ってこんなもんだっけ?と思いながら眺めている。
変だ、頭のなかはいろんな好きなイメージをコレクションしてる。
ずいぶんシンプルだ。
まじに喋っている顔見てるとまるでマンガだ、思いっきり笑える、その存在自体が。
TVを見てるスケッタの顔を描いてみる。
こんなにワイルドな大人じゃない、汚いガキといった感じ。
ワシ、高校の頃こんなんだっけ?
こんなんだったんだろうな~
こりゃ~ほとんど白痴だね。
もしかしたら観察好きの親父から見たら、ワシの年代なんかもやっぱ白痴かね。
…とことん観察すれば……
人はだれも、生まれてから何歳なっても、所詮、白痴なのです。


3月28日 (木)  [169] 釉薬溶かし

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3月28日晴
早起きし、助っ人ワンタに電話を入れ、釉薬づけするからいつもより早めに、と伝える。
久々、大忙しの楽しみ釉薬仕事ッス。
まずは、窯にどれだけ作品が入るか検討し、次に撥水剤をつけたり下絵の具で描いたり、そこまででもうとうに昼を過ぎている。
それからデッキに釉薬を並べる。
大部分が、あの引っ越し以来、ビニール袋に入ったまま。
ほとんどが固くなっていて、普通の水溶液にするのにそうとう難儀で手間取った。
でもなかなか気分がいい。
小さいイスに座り、陽にあたりながら釉薬を溶かしてゆく。
前の家では狭い台所でやってたものだから、いくら大変でも気持ちはすこぶる良好。
グラッ・・おっ!地震だ、すごいゆれだ。
庭の火鉢に入った水が、ポチャンと音をたてた。
昨日の夜中もこんなゆれがあった。
普通なら、どこが震源地だろう?とTVをつけたりするのだが、青空で驚きカラスを見、大忙しの釉薬溶かしで、んなもん気にしてられん。
溶かすのに、4時を過ぎてしまった。
やっと釉薬を作品につける。
もう暗くなって寒くなって、水が冷たい。
ようやく終わり作品を窯に入れていく。
スイッチを入れたのが、6時20分、このまま400度までふたを開けたまま、ガスや水分を飛ばしてゆく。
その間、かたずけたり、風呂はいったりしてやっと落ち着く。
もう8時を過ぎている。
あっという間の1日、地震は今夜はなしにしてね、作品倒れたらワヤやから。
いやいやお疲れさんどした~


3月27日 (水)  [168] ライトアップ

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3月27日雨
「もしもし、それじゃア3時に逢おう」
「場所はどこ?」
「寝たら電話するよ」
「忘れないでね」
「忘れるわけないよ、寝てるんだもの」
「そうよね、じゃあ、あーとで」
「おう、天までいかしてやるからね」
と、夢精恋愛は巷で流行するのであった。
今日は、わじん専門ギャラリー『やなかのG・ふくふく猫』の第2段『いなかのG・ふくふく猫』の為のお札の書をした。
まあ、僕の親父さんが作ったものだからどんなもんかわからんが、あのそばやを作った男だからやや期待できる感じ。
4月8日花祭りの日に作品を展示しにいくつもりだ。
オープンは4月13日(土)、うちのオレンダ・チャイ・チェンの誕生日。
忙しいので、すぐ帰ってくるけど何年かぶりの帰省になる。
こんなことでもないと帰れなくなっちゃったね。
昔は、プー太郎みたいなものだから、いきなり雪が見たくなったり、そば食いたくなったりした時、あとはさくらんぼ取りの時など、飽きるまで何週間もいた。
家族としてはいい年こいたろくでもない無職のわけわからん屁理屈こねるバカがいつまでもいるもんで呆れ返ってた。
近所の人たちも声はかけるがそれ以上は関わらない。
同級生とかいるのだが、そういや会ったことがない。
ワシ、友だちいなかったのかな?
結局、だーれも相手してくれないもんで、ひとり子供の頃の風景をノスタルジアしてた。
夕方、雨も止み青空が開けてきたので桜の木のライトアップした。
前の家で漆の紅葉を照らすため買ったライトだが、結局、漆の場合、下から照らすと紅葉がそんなに美しくないことがわかり、あまり使いこなせなかったライトだ。
もう少し暖かくなったら夕食を外でしようッと‥


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