安藤友香[人形]
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小澤康麿[陶芸、他]
安藤友香 「理想は楽しい時には一緒に喜んでいるように、悲しい時にはなぐさめてくれているように見える、人の心が映る人形です。
作り手のこだわりや思いを込めることなく、ただきっちりきれいに空っぽに作るようにしています」
見る人の心に響く愛らしいお人形は、安藤さんの創作に対する真摯な姿勢から生まれます。
1973年生まれ
97年より本格的に人形制作開始
福岡県在住
絵の具のかわりに色和紙を貼り、踊るトラやぶちの猫をつくっていたが、最近は古布を使った人形や、のぞきからくりの制作にも取り組んでいる。

 
漆を使ったり、オルゴールの機械をアレンジして動く作品を考案したり、未知の手法に取り組むチャレンジャー。小澤さんの作品にはいつも新しい何かがあります。取材で瀬戸市のアトリエに伺った時も、「猫の目」の表現を追求するために様々な素材を研究中でした。手を動かし創っていく過程でアイデアは自然にかたちになってくるのだそうです。「より伝える」ための研究には力を惜しまず、人のできないことをやる――小澤さんの創作招き猫は今年も新風を巻き起こします。 小澤康麿
1955年 長野県生まれ
金沢美術工芸大学 油絵科卒業
同学研究科修了
京都高等工芸学校 デザイン科教諭
瀬戸ノベリティメーカーデザイナー
和食器問屋企画デザイン
95年独立
まる工房を開き、現在に至る