松風直美[切り絵]
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佐山泰弘[立体造形]
松風直美 刃物で描く潔い線や背景に重なる紙の色合いなど、切り絵独特の表現を活かし、曼荼羅図を題材にした大作から、さりげないことばを添えたひとひらの小品まで、幅広い作品を制作されている松風直美さん。今回出展される新作、『伊勢29(ふく)招き』は、29匹の招き猫がお参りする人々を出迎えて、思い思いに福を招くという楽しい作品です。さてさて、29匹全員を見つけることができるでしょうか?
会期前半(9/19〜23)には会場で切り絵の実演もされます。
1990年、デザイン会社勤務を経て独立。以後フリーランス。
招き猫まつり、イベント、グループ展多数参加
以後、紙に関わった作品を作り続け、現在に至る。
著書
「うそうそ時にその猫はやってくる」
戎光祥出版より2004年刊行
「京ことば猫トランプ」
2006年刊行

 
「猫の存在自体がシアワセの象徴」とおっしゃる佐山さん。今回は、猫のゴハンについて感じていることを立体にした『1日2缶×365日=730缶』の作品と絵本を出展。そして『猫の宴』の中から選ばれた出席者による『猫の小宴会@おかげ横丁』の展示もあります。
何気ない日常の中、見る人の微笑みを誘う猫たちの姿やしぐさで「福」を表現する佐山さん。
猫好きの心をとらえて離さない作品の数々です。
佐山泰弘
1964年生まれ。東京都在住。
デザイン会社勤務を経て、1994年頃から猫の立体作品を制作。
素材はオーブン陶土や石粉粘土などが主。
並行して、猫の水墨画を手がける。