元祖ふとねこ堂[イラスト]
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小嶋 伸[ウッドピクチャー、ウッドール]
元祖ふとねこ堂 江戸時代の風物を猫たちで表現した作品や、日本の伝統行事に独創的なアレンジを加えた作品など、粋で洒脱な発想と軽やかな和の表現が魅力の元祖ふとねこ堂さん。美しいイラストに添えられた軽妙な口上や由来も見どころのひとつです。そして、ご自身が愛してやまない「甘モノ」と呼ぶお菓子たちも、美味しそうな姿で作品の随所に登場しています。今回、招き猫現代作家展に初登場。今年のおまつりのテーマになっている「橋」を描いた作品も出展されます。
ねことお菓子を主体にしたイラスト、意匠、遊び道具などを製作しております。
ねこが好きでいつもそばにいるひとも、ねこが好きだけれどいつもいっしょにいられないひとも、ねこと遊んでいるような気分になれる作品を目指しています。

 
招き猫現代作家展には記念すべき第1回から出展されている小嶋伸さん。今回、おかげ横丁のスタッフの提案から生まれた企画が実現。「神宮楠の招き猫」という素敵な作品が生まれました。「神宮楠」は、伊勢神宮の「式年遷宮」のための御用材を二百年計画で育林している神宮備林(神路山、島路山)から伐り出された間伐材。香り高く、木肌のきめも細かい最高の彫刻材である「神宮楠」と小嶋伸さんが出会い、福が増えるという願いを込めて創られた作品に、乞うご期待です。 小嶋 伸
1956年生まれ
1970年代後半に独学で木工を学び、独自の木の絵を創作以来、その木の持つ個性を生かし、物語を感じる作品づくりを目指す
1980年頃より自宅に飼い猫が増えるとともに猫作品が急激に増える
1990年 皮革工芸作家の妻サチコと東京町田市にクリ工房を設立
1992年より全国的に個展を開催
著書に「猫町の猫々」がある。