半澤淳子[陶芸]
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宮地生成[陶]
半澤淳子 取材に伺うと、ご自分のことはさておき、仲間の作家さんの仕事を熱く語られる半澤さん。陶芸の町益子の里山を背に建つアトリエは、元「アカンサス」というレストランの建物をお友達が集まって手作りで改装してくれたといいます。人と人のつながりや、出会った猫たちとの縁を大切にするハートフルな作家さんです。
「つかんだ恋(鯉)は離さニャイ」など、洒落の効いた小さな招き猫のシリーズはコレクションされているファンも多く、ハンサムな愛猫のサラ君を相棒に、新しいアイデアを盛り込んだ作品を次々と生み出しています。
1957年 宮城県生まれ
1979年 益子町に移る
1991年頃より、猫をモチーに、作陶。
全国各地にて、個展・グループ展・企画展にて、作品を発表。
益子町、春・秋の陶器市に出店。

 
「公募展の大きな作品から器まで、伝統やジャンルにとらわれず、”今” を大切につくってきました」とおっしゃる宮地さんは、赤津焼の窯元の五代目。受け継いできた伝統と進取の精神を併せ持ち、日々進化を続ける気鋭の陶芸家です。
匠の技に遊び心というスパイスを効かせた創作招き猫たち。待望の声にこたえて初出展です。
宮地生成
1959 年2 月20 日生
1978 年 朝日陶芸展(以後8回入選)
1979年 瀬戸窯業高校陶芸専攻科修了
 日展初入選(以後6回入選)
1980年 朝日陶芸展 ’ 80 賞受賞
1982年 中日国際陶芸展 準大賞受賞
1985年 朝日陶芸展 新人陶芸奨励賞受賞
1986年 国際陶磁器展 美濃 ’ 86入選
1987年 日本新工芸展 新工芸賞受賞
1997年 NCECA全米陶芸教育会議参加
2002年 土へのこだわり展 受賞
2006年 瀬戸市美術館企画展